「寝る時、どんな枕がいいんですか?」

これ、よく聞かれます。
自分の答えは決まっているのですが、皆さんには納得いってもらえないことが多いです。
答えは最後に・・・ちなみに、今まで過ごしてきた中で一番よかったのは“あの子の膝枕”・・・なんつって。あ、逆に寝てられませんでしたが(^^;
枕と同じようにマットレスに関しても、巷には色んな情報が溢れています。
1 「快適な睡眠のためには〇〇」
2 「寝ている間の肩こり改善に□□」
3 「腰痛でお困りの方には△△」
という謳い文句で、数多くのテレビCMが流れています。
やれ、素材はコレコレがいい、枕の形状はこういう形が、マットレスの中にはこのバネが、と。値段もピンキリです。
それこそ、枕に関しては“ピローフィッタさん“なんていう方もおられます。
「じゃぁ、その資格をもってる人がいるお店で合わせれば安心ね」
と言われる方がおられます。自分の意見はこうです。

「そうかも知れませんね」
ちなみに、「ピローフィッター」は公的資格ではなく、民間企業が独自に認定している肩書の一つです。
あ!だからと言って、意味が無いなんて言っているんじゃありませんよ。
もちろん、社内での研修やある種の試験に合格しているからこそ、会社も責任を持って店頭に配属されているんです。枕や睡眠、人体の構造にも一定の知識・見識をお持ちのことと思います。
その上で思います。
「その資格をもってる人がいるお店で合わせれば安心かも知れませんね」と。
というのも、真っ先に頭に浮かぶ疑問が一つあるんです。
枕の専門店で、枕の専門知識を持つピローフィッターがアナタにフィットするように合わせてくれた枕があり、それを購入したとしましょう。
その枕を合わせるために寝た寝床(ベッド?台?マットレス?)、アナタのご自宅と同じですか?
ピローフィッターさんが知識と経験の限りを尽くして綿密に合わせて下さったその枕を置いている寝床です。
素材や柔らかさや高さが綿密であればあるほど、寝床の状況がほんのちょっと違うだけで、枕のフィット感=寝心地が変わってしまいません?
これが、真っ先に頭に浮かぶ疑問です。
続いて浮かぶ疑問、何ならこっちの方が重要に思います。
「アナタは睡眠に何を求めているんですか?」
ということです。
巷に溢れている
1 「快適な睡眠のためには〇〇」
2 「寝ている間の肩こり改善に□□」
3 「腰痛でお困りの方には△△」
という謳い文句のどれに重点を置きますか?
「猫背だから2だわ」という人もいれば、「朝起きると腰がツラいから3だ」という人もいるでしょう。
けど、自分は断然「1」です。もっと言うと
「快適な睡眠」というより、「寝付きやすさ」だと思っています。
「朝起きてもグッスリ寝た気がしないんだよぉ」という方。
申し訳ありません。「睡眠の質の向上のさせ方」は「睡眠の専門家の先生」に聞いてみてください。(「一日30分睡眠」なんて言わない先生にw)
自分は「眠り」の専門家ではありません。
「痛み改善」の専門家だと思っています。
「朝起きた時に腰が(肩が、首が)痛い」のなら、朝起きた時に痛みが起きない身体つくりをすればいいんです。「痛みで夜中に目が覚めちゃうのよ」というのなら、夜中に痛みで目が覚めない身体つくりこそが大切です。「痛みでなかなか寝付けないの」なら、寝る時に痛みが起きない身体になればいいんです。
痛みで1時間2時間寝付けずに悶々とするストレス。
それこそ、最優先に取り除くべき問題だと考えています。
それをソッコーで取り除く枕やマットレスがあるのかも知れません。
それがピローフィッターさんなのかも知れません。その専門家の先生(資格を持っている人やお店)に聞いてみましょう。
当院に来られるどんな症状の方にも、まず一番に優先すべきと心に決めていることがあります。
「痛くて寝られない」という方の症状が、当院で解決出来るものであれば先ずはそこに全精力を傾けるということです。
先ずは「寝られる(睡眠状態に入れる)こと」です。
内科的なことや、他の疾病が関係している可能性が無いというお医者様の診断があれば、可能性は大いにあると考えています。
このご時勢、子どもでも大きなストレスを抱えてなかなか眠れないなんて話を聞きます。
けど、それ以外の子どもってどうですか?あっという間に寝ていませんか?で、朝までグッスリ寝ていませんか?布団をめくりあげるまで寝ていませんか?
先ず何より大事な事は「スムーズに寝付ける」ことです。
そういう意味で
「寝ている間に〇〇改善」なんて謳い文句の商品の購入を検討されていらっしゃる方には
「(お財布に余裕があれば、)いいと思いますよ」
と、アドバイスさせていただいています。
だって、「スムーズに寝付ける」んでしょう?
「そうは言うけど、朝起きたら・・・」
だぁかぁら、そうならない身体つくりをしましょう、と言ってるんです。
「寝る時、どんな枕がいいんですか?」
という問いに対する私の答え。
「あなたがスムーズに寝付ける枕です」
これしかありません。
答えは「あなたの中にしかないですよ」ということです。
それこそ、「寝ている間に〇〇改善」という高い値段の商品を買うのなら、そのお金でウチに来て、「どんな枕であろうと、寝床であろうと寝られる身体にしませんか?」
と(言っちゃった^^;)






コメント