「症」という曲者
- ryoutakuan
- 2 日前
- 読了時間: 4分
昭和40年生まれの自分は何かあると思い出すんです。
「が」という曲者
国語の授業で学んで、子供心に「なるほどなぁ」と感心したのを覚えてるんです。
さてさて、ある患者様のお話です。
肩インピンジメント症候群
両肩腱板損傷
左腱板断裂性肩関節症
リバース型人工肩関節症

お一人の患者様でのお医者様の診断名です。
なんなら、右肩はMRI画像も撮っておられてます。

「右肩腱板不全損傷」という診断を頂いておられます。
「わちゃぁ、大変だなぁ」
と思われるでしょう。思われるでしょうけど、この患者様の一番のお悩みは

赤丸部分の痛みです。
他にも色々、見せて頂きました。


診断名は「肩インピンジメント症候群」「両肩腱板損傷」「左腱板断裂性肩関節症」「リバース型人工肩関節症」。何の先入観もなしに一見すると、患者様の赤丸部分の痛みは「肩で起きているインピンジメント」や「両肩腱板が損傷」や「左腱板断裂」や「リバース型人工肩関節」が原因で起きている症状(痛み)と読めます。
けど、自分のようなひねくれ者はまず第一に思うんです。
「肩インピンジメント」って肩甲上腕関節や肩鎖関節部分で骨や関節部分にある腱や靭帯なんかがぶつかって起きる痛みだから、場所が違うんじゃない?
なんなら「腱板損傷」こそ肩関節を安定させる薄い筋肉が傷を負ってる痛みだし。で、「両肩腱板損傷」ってことはそれが両肩で起きてるってことだし、レントゲンでの画像診断では左肩の方が激しく損傷している(「左腱板断裂」)ってことでしょ?

だって、自分もアメフトをやってたおかげで「腱板損傷」やってますから。
※右肩関節肩甲下筋付着部瘢痕化(と書くと仰々しいですが)
多分ですが、タックルなどをした時に腕を後ろにもっていかれた時に肩甲下筋が骨に引っ付いてる部分が切れたんでしょうね。それが治った(と言うのかな?)けれども傷口が「カサブタ」状態になっているので、ちょっと無理をするとまた痛む(カサブタ部分が切れる)んです。だもんで、腕立て伏せや肩回りの筋トレは出来ないんっす(TT)
ま、それは置いといて・・・
けど、患者様の主訴は右の肩甲骨周り、特に「けんびき」って言われる肩甲骨の内側です。

で、ナニナニ?「リバース型人工肩関節症」
リバース型の人工肩関節を埋め込む手術をされた方に後発(続発)する症状てことになると、伸展動作の可動域制限や、動かす方向によっての脱臼しやすさとかじゃない?
患者様の赤丸部分の痛みと、どう関係するの?
ていうか、そもそも人工関節入っていない患者様ですよ。
患者様曰く、「ハッキリは覚えてないけど、手術しないと治らんちゃう?と言われましたわ。だもんで、その手術が出来る先生も教えてくれました」
「市民 Dr」「愛大 Dr」の空白の部分は、その先生方のお名前を消した跡です。
いや、そりゃぁ、お医者様の診断を否定するつもりはありません。けど、患者様の赤丸部分の痛みがレントゲンやMRIに写っている「腱板(不全)損傷」や「リバース型云々」ですか?否定は出来ません。そうかも知れません。
けど、痛みの場所と、画像での異常所見の場所が違い過ぎてません?
「そうでは無いことの証明は悪魔の証明です」
だから、自分はこう考えるんです。
「赤丸の部分に痛みを起こす原因が他に考えられないかな?」と。
そこを施術してみて改善の可能性があるなら、手術を選択する前に試す価値があるんじゃないですか?と。
で、患者様。
以前「10」だった痛みが「6」くらいになっておられます。もちろん、時折「10」になることはあるそうですが、「楽になるのが早くなったよ」とのこと。
ちなみみですが、「肩インピンジメント症候群」「両肩腱板損傷」「左腱板断裂性肩関節症」「リバース型人工肩関節症」に関する施術は一切行っておりません。
着目したのは
「どういう時が一番痛むか?」
「どうしている時は(比較的)気にならないか?」
です。それが分かれば
「じゃぁ、ここが怪しいぞ!」で施術させていただきます。
「が」という曲者。
「症」という言葉じゃなく、その方の「症状」こそもっと注目すべきだと考える「私」という曲者です。





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